忍者ブログ
お笑い芸人の本を読んだ感想を書いています
[10]  [7]  [6]  [3]  [4]  [1]  [2]  [5
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昭和は遠くになりにけり爆笑問題が日本の歴史を切る本『昭和は遠くになりにけり』を読みました。タイトル通り、日本史の中でも昭和の時代の本です。元々は雑誌「ダ・ヴィンチ」の2002年1月号から12月号に連載された文章です。

皆が知っている「真珠湾攻撃」「阿部定事件」から、少なくとも私は知らなかった「死のう団事件」なんてものも、また新しい出来事としては「ロッキード事件」や「バブル経済」などが取り上げられています。田中が実際の史実の説明をするのに対し、太田があることないこと(ほとんどないことですけど 笑)を言ってボケ倒すというスタイルです。

真珠湾攻撃のところでは、田中が「真珠湾攻撃の宣戦布告が遅れたのは、前日の晩に転勤する同僚の歓送会をやっていて、翻訳が遅れてしまったため」と言っているのですが、これは本当なのでしょうか。。。この辺にはいろいろ説があるので、一つの比較的面白い説を史実のように語るのはどうかと思いますが。。。せっかく、太田がボケなんだから、せめて太田に言わせるとかしてもよかったのでは。

阿部定事件なんかは、今でも猟奇的事件として野次馬根性的に取り上げられることも多いと思うのですが、当時は二・二六事件の後で社会全体に暗いムードがあったから、なおさら「久しぶりの大騒ぎできるスキャンダル」として扱われたのだそうです。事件って、事件そのものの内容だけでなく、どんな時代のどんなムードのときにそれが起きたかということが、とても影響しますよね。

太田のボケは、「英機カンゲキ」(東条英機)とか、局部のなくなった安部定事件の被害者のことを「モザイクいらず」とか、相変わらずこっちがヒヤヒヤしそうな感じ。それに、章の合間に入る流行語などの豆知識も面白いです。「イヤラシイ」の意味の「エッチ」って、「変態」をローマ字にした「HENTAI」の頭文字から取ったって知ってました?

最後のほうには、爆笑問題の二人の若かりし頃の写真も載っています。これも一応昭和時代のできごとですしね。見ているこちらが恥ずかしい写真もたくさん(笑)。

楽しんで読みながら、結構近代史の勉強になっちゃいました。昭和ってつくづくいろんなことが起こった時代だったんだなあ。


<参考>
爆笑問題
日本大学出身有名人
大東文化大学第一高校出身有名人
東京都立井草高校出身有名人
PR
ブログ内検索
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
バーコード

Copyright © お笑い芸人の本 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]